ハチドリのひとしずく

森が燃えていました。
森の生き物たちはわれ先にと
逃げて行きました。
でも クリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落として行きます。
動物達がそれを見て
『そんなことをしていったい何になるんだ』
と言って笑います。
クリキンディはこう答えました。
『私は 私にできることをしているだけ』




Binduはサンスクリット語で『しずく』という意味です。
たとえ小さいことでも、今私にできることをしていこう!という気持ちを込めて名付けました。